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2006年12月23日 (土)

毒素測定法「脈診」

今回から数回にわたりまして毒素測定法について記載します。

脈診

脈診とは手首で触れるとう骨動脈の状態から、病気の性質や程度、患者さんの体力などその他ストレスが溜まっているかどうかを調べる診察方法です。

下記の出典はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
脈診(みゃくしん)は、中国の伝統的診断法のひとつ。昨今の中医学では四診(望診・聞診・問診・切診)の一つである切診に含まれるが、本来、脈診は最も伝統的な診断法である。
身体をめぐる経脈(気血が流れるルートで、五臓六腑の経に心包経を加えた12経)の拍動を触れることによって、その身体の状態を推測し、各臓腑の陰陽虚実やバランスなどを調べ、病気の診断や予後の判定を行い、治療方針を立てる方法であり、現代医学も脈拍の速さや強さやリズムで診断の助けとするのと近いである。しかし、脈という現状の解釈には独自の思想と理論が反映される。
脈診には大きく、比較脈診と#脈状診の二つがあり、『黄帝内経』の時代には、#三部九候診、#人迎脈口診という比較脈診が基本とされた。現在の中国では、『黄帝内経』や『傷寒論』にも記載される手の寸口の脈を触れて、その脈の状態(脈状)で病態を把握する脈状診が主流である。基本的に中医学では李時珍の『瀕湖脈学』を貴重としていると言われるが、これは中医学が明清代の医学を土台としているからである。ちなみに現代中医学の土台となった古典テキストには『張氏医通』『医宗金鑑』などが挙げられる。
現在、日本では『脈経』(『難経』ではない)を起源とする#六部定位診がポピュラーである。この脈診は『難経本義』を元に昭和20年代に復興された新しい鍼灸療法である経絡治療で行われた脈診法であり、中国ではあまり行われていない。また、六部定位診は、手の寸口のみで五臓の状態を推測できる画期的な方法であるが、問診を必要ないとする態度から嫌う者も多くいたようである。現在はさらなる発展を遂げ、人迎気口診や#脈位脈状診など、脈状によって診断を行う方法が広まっている。
現在、日本には多くの鍼灸治療法があるが、古典的用語を使っているように見えて、実際には現代中医学の言葉を用いており、中医学の理論によって病態を解説している場合が多い。しかし、実践的臨床として、《脈診》→《手足の要穴に刺鍼》→《脈診》というパターンを保持する様は、どれも経絡治療を土台とするもの、またはその亜流に属すものばかりであり、経絡治療が独自の用語、理論、方法を持つことが、日本の鍼灸医学が発展することにつながるのではないでしょうか。

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毒素測定法「脈診」

今回から数回にわたりまして毒素測定法について記載します。脈診とは手首で触れるとう骨動脈の状態から、病気の性質や程度、患者さんの体力などその他ストレスが溜まっているかどうかを調べる診察方法です。下記の出典はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より 脈診(みゃくしん)は、中国の伝統的診断法のひとつ。昨今の中医学では四診(望診・聞診・問診・切診)の一つである切診に含まれるが、本来、脈診は最も伝統的な診断法である。<br />身体をめぐる経脈(気血が流れるルートで、五臓六腑の経に心包経を加えた12経)の拍動を触れることによって、その身体の状態を推測し、各臓腑の陰陽虚実やバランスなどを調べ、病気の診断や予後の判定を行い、治療方針を立てる方法であり、現代医学も脈拍の速さや強さやリズムで診断の助けとするのと近いである。しかし、脈という現状の解釈には独自の思想と理論が反映される。<br />脈診には大きく、比較脈診と#脈状診の二つがあり、『黄帝内経』の時代には、#三部九候診、#人迎脈口診という比較脈診が基本とされた。現在の中国では、『黄帝内経』や『傷寒論』にも記載される手の寸口の脈を触れて、その脈の状態(脈状)で病態を把握する脈状診が主流である。基本的に中医学では李時珍の『瀕湖脈学』を貴重としていると言われるが、これは中医学が明清代の医学を土台としているからである。ちなみに現代中医学の土台となった古典テキストには『張氏医通』『医宗金鑑』などが挙げられる。<br />現在、日本では『脈経』(『難経』ではない)を起源とする#六部定位診がポピュラーである。この脈診は『難経本義』を元に昭和20年代に復興された新しい鍼灸療法である経絡治療で行われた脈診法であり、中国ではあまり行われていない。また、六部定位診は、手の寸口のみで五臓の状態を推測できる画期的な方法であるが、問診を必要ないとする態度から嫌う者も多くいたようである。現在はさらなる発展を遂げ、人迎気口診や#脈位脈状診など、脈状によって診断を行う方法が広まっている。<br />現在、日本には多くの鍼灸治療法があるが、古典的用語を使っているように見えて、実際には現代中医学の言葉を用いており、中医学の理論によって病態を解説している場合が多い。しかし、実践的臨床として、《脈診》→《手足の要穴に刺鍼》→《脈診》というパターンを保持する様は、どれも経絡治療を土台とするもの、またはその亜流に属すものばかりであり、経絡治療が独自の用語、理論、方法を持つことが、日本の鍼灸医学が発展することにつながるのではないでしょうか。

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2006年12月19日 (火)

必須ミネラル「リン」

リンはカルシウムの働きを補助し、骨や歯などの組織を発育させる働きがあり、骨粗鬆症や歯槽膿漏などを予防します。また、血液中の酸やアルカリを正常に保つなどの働きもあります。
リン(P)を含む主な食品としては魚、肉、チーズがあげられます。

用途として、
生体内では、DNAやRNAのポリリン酸エステル鎖として存在するほか、ATPなど重要な働きを担う化合物中に存在している。そのため、あらゆる生物にとっての必須元素であり、農業においてはリン酸が、カリウム・窒素などとともに肥料の主要成分である。
用途としては、化学肥料の原料として使われるものが最も大きい。近年では、過リン酸石灰の生産が落ち込んでるために、従来の重過リン酸石灰の生産量は減少し、代わりにリン酸アンモニウム肥料がその重要性を増している。リン酸は金属の表面加工や工業用触媒に用いられるほか、食品添加物としてコーラなどにも少量添加されている。
代表的なリン酸の関連化合物の用途については、農薬や殺虫剤としての利用も多く、化学兵器として研究されるほど強力な毒性を持った製品も開発されたが、その多くは使用が中止されている。現在はリン酸エステル系の殺虫剤が主力になっている。
同じくリン酸化合物であるリン酸三ナトリウム水溶液は、強いアルカリ性を示すため、単独で金属の洗浄剤として使われるほか、次亜塩素酸と混合することで強力な洗剤となる。三リン酸五ナトリウムは洗剤として広く利用されていたが、排水に高濃度のリンが含まれるために微生物の異常な繁殖の原因を引き起こし、赤潮などの公害を引き起こすため、環境への配慮から日本国内での使用はほとんどなくなってきている。リン酸水素カルシウムは研磨剤として歯磨きなどに含まれ、フッ素を含む歯磨きには二リン酸カルシウムなど、口腔衛生にかかわる場面でもリン酸化合物が数多く配合されている。
そのほかにも、コーンフレークやベーキングパウダーや飼料にリン酸化合物が含まれるほか、ハムやチーズなどの製造の際にも使用されている。燃料の不凍液にリン酸化合物が加えられたり繊維製品の難燃加工にも利用されている。製紙工業では消泡剤として、核燃料の再処理では、ウラン・プルトニウム抽出の際の溶剤としてなど、さまざまな種類のリン酸化合物が開発されさまざまな場面で利用がある。 また、リンは生体内でも重要な構成要素であり、体内のエネルギー源であるATPや遺伝情報の要である、DNAやRNAの構成にも大きくかかわる。

用途の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』一部編集

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必須ミネラル「リン」

<p>リンはカルシウムの働きを補助し、骨や歯などの組織を発育させる働きがあり、骨粗鬆症や歯槽膿漏などを予防します。また、血液中の酸やアルカリを正常に保つなどの働きもあります。<br />リン(P)を含む主な食品としては魚、肉、チーズがあげられます。</p> <p>用途として、<br />生体内では、DNAやRNAのポリリン酸エステル鎖として存在するほか、ATPなど重要な働きを担う化合物中に存在している。そのため、あらゆる生物にとっての必須元素であり、農業においてはリン酸が、カリウム・窒素などとともに肥料の主要成分である。<br />用途としては、化学肥料の原料として使われるものが最も大きい。近年では、過リン酸石灰の生産が落ち込んでるために、従来の重過リン酸石灰の生産量は減少し、代わりにリン酸アンモニウム肥料がその重要性を増している。リン酸は金属の表面加工や工業用触媒に用いられるほか、食品添加物としてコーラなどにも少量添加されている。<br />代表的なリン酸の関連化合物の用途については、農薬や殺虫剤としての利用も多く、化学兵器として研究されるほど強力な毒性を持った製品も開発されたが、その多くは使用が中止されている。現在はリン酸エステル系の殺虫剤が主力になっている。<br />同じくリン酸化合物であるリン酸三ナトリウム水溶液は、強いアルカリ性を示すため、単独で金属の洗浄剤として使われるほか、次亜塩素酸と混合することで強力な洗剤となる。三リン酸五ナトリウムは洗剤として広く利用されていたが、排水に高濃度のリンが含まれるために微生物の異常な繁殖の原因を引き起こし、赤潮などの公害を引き起こすため、環境への配慮から日本国内での使用はほとんどなくなってきている。リン酸水素カルシウムは研磨剤として歯磨きなどに含まれ、フッ素を含む歯磨きには二リン酸カルシウムなど、口腔衛生にかかわる場面でもリン酸化合物が数多く配合されている。<br />そのほかにも、コーンフレークやベーキングパウダーや飼料にリン酸化合物が含まれるほか、ハムやチーズなどの製造の際にも使用されている。燃料の不凍液にリン酸化合物が加えられたり繊維製品の難燃加工にも利用されている。製紙工業では消泡剤として、核燃料の再処理では、ウラン・プルトニウム抽出の際の溶剤としてなど、さまざまな種類のリン酸化合物が開発されさまざまな場面で利用がある。 また、リンは生体内でも重要な構成要素であり、体内のエネルギー源であるATPや遺伝情報の要である、DNAやRNAの構成にも大きくかかわる。</p> <p>用途の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』一部編集</p>

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2006年12月15日 (金)

必須ミネラル「バナジウム」

バナジウムは、人体内でインスリン(インシュリン)に似た働きをする(血糖値を下げる)ため、糖尿病治療薬になるのではないかと注目されている。
生物のホヤの中には、血液(血球中)にバナジウムを高濃度に含む種類がある。

用途
各種金属の添加剤として使われ、そのほとんどがバナジウム鋼に使用される。鉄はごく少量バナジウムを添加することで、結晶粒がより細かい金属構造ができるため、靭性を損なわないで強度を増すことができるほか、機械的性質や耐熱性なども向上する。このことから高層ビルの構造建材や橋梁などに使われる。ほかにも、スパナやレンチなどの機械用の工具といった、表面には硬度が必要で、歪に対してのしなりや抵抗力が必要とされるものに、バナジウムやクロムを付加させた合金が使われる。バナジウムの合金には他にも、バナジウム-ガリウム合金など、超伝導磁石の製造に使用される。これを使った超伝導コイル用テープが日本で開発された。バナジウムはチタンなどと合金して、ミサイルやジェットエンジン、原子炉などにも使われる。
また、工業触媒として石油の脱硫触媒の脱硫成分・硫酸の製造や、アルコールの酸化、またプロピレン樹脂を合成するなど、バナジウム化合物を用いた触媒が広く利用され、その用途は拡大する傾向にある。バナジウムはセラミックスの上薬として使用され、他の元素を添加することにより、さまざまな色を合成することができる。またバナジウムの中間化合物は染色工業で重要な化合物であるアニリンブラックを合成する触媒として使用されるため、染色工業においてもバナジウムの役割は大きい。
この金属は、日本国内において産業上重要性が高いものの地殻存在度が低く供給構造が脆弱である。日本では国内で消費する鉱物資源の多くを他国からの輸入で支えている実情から、万一の国際情勢の急変に対する安全保障策として国内消費量の最低60日分を国家備蓄すると定められている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

バナジウムは骨や歯、脂肪組織に蓄えられます。バナジウムにはコレステロール値や中性脂肪値を正常化する働きがあります。
バナジウム(V)を含む主な食品としては、天然水、ホヤがあります。

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必須ミネラル「バナジウム」

<p>バナジウムは、人体内でインスリン(インシュリン)に似た働きをする(血糖値を下げる)ため、糖尿病治療薬になるのではないかと注目されている。<br />生物のホヤの中には、血液(血球中)にバナジウムを高濃度に含む種類がある。</p> <p>用途<br />各種金属の添加剤として使われ、そのほとんどがバナジウム鋼に使用される。鉄はごく少量バナジウムを添加することで、結晶粒がより細かい金属構造ができるため、靭性を損なわないで強度を増すことができるほか、機械的性質や耐熱性なども向上する。このことから高層ビルの構造建材や橋梁などに使われる。ほかにも、スパナやレンチなどの機械用の工具といった、表面には硬度が必要で、歪に対してのしなりや抵抗力が必要とされるものに、バナジウムやクロムを付加させた合金が使われる。バナジウムの合金には他にも、バナジウム-ガリウム合金など、超伝導磁石の製造に使用される。これを使った超伝導コイル用テープが日本で開発された。バナジウムはチタンなどと合金して、ミサイルやジェットエンジン、原子炉などにも使われる。<br />また、工業触媒として石油の脱硫触媒の脱硫成分・硫酸の製造や、アルコールの酸化、またプロピレン樹脂を合成するなど、バナジウム化合物を用いた触媒が広く利用され、その用途は拡大する傾向にある。バナジウムはセラミックスの上薬として使用され、他の元素を添加することにより、さまざまな色を合成することができる。またバナジウムの中間化合物は染色工業で重要な化合物であるアニリンブラックを合成する触媒として使用されるため、染色工業においてもバナジウムの役割は大きい。<br />この金属は、日本国内において産業上重要性が高いものの地殻存在度が低く供給構造が脆弱である。日本では国内で消費する鉱物資源の多くを他国からの輸入で支えている実情から、万一の国際情勢の急変に対する安全保障策として国内消費量の最低60日分を国家備蓄すると定められている。<br />出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より</p> <p>バナジウムは骨や歯、脂肪組織に蓄えられます。バナジウムにはコレステロール値や中性脂肪値を正常化する働きがあります。<br />バナジウム(V)を含む主な食品としては、天然水、ホヤがあります。</p>

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2006年12月 9日 (土)

必須ミネラル「カリウム」

カリウムは、生命を維持する上で欠かすことのできない必須の物質であることが知られ、その働きは
①細胞内の機能を高める、
②電解質や血液中の酸、アルカリのバランスをとる、
③神経や刺激の伝達がスムーズに行くようにする、
④心臓のリズムの調整、
などがあげられるが、特に最近はその生理作用が注目されている。がん・高血圧・脳卒中・糖尿病などの生活習慣病を予防する働きがあります。また、ストレスや疲労を防ぐ、アレルギー対策消化不良を防ぐといった効果もあります。

例えば、カリウムを摂り過ぎた場合は、慢性腎炎や尿毒症の原因となり、極端に多ければ心臓にも作用して生命に危険が及ぶこともないわけではない。また、通常は過剰分の排除が排尿によって行われるが、次第に機能低下が併発するようになると排泄能力がダウンするため、摂取制限をしなければならなくなる。

逆に不足した場合は、副腎皮質機能を亢進して、あらゆる筋肉の興奮性が減り、筋肉の収縮・弛緩の調整がうまくいかなくなって、疲れやすくなる。また、腸の蠕動運動が妨げられて便秘を起こしたりする結果、浮腫や半身不随、不整脈、心臓発作に陥りやすくなる。(しかし高カリウム血症と異なり、生命に危険が及ぶことは少ないとされる。)

カリウムの作用で特徴的なのは、高血圧の原因のひとつと考えられている塩分(ナトリウムか塩素なのかははっきりしていない)の害を防ぐ効果が実験的に証明されたことである。腎臓病には付随して起こる高血圧を2次性高血圧といい、他に特別な原因が見つからない高血圧を本態性高血圧というが、この本態性高血圧の場合、カリウムを多く摂ると発症が抑制されることがわかったのである。

弘前医大が行った東北地方の高血圧調査では、カリウムを多く含んでいるリンゴをたくさん食べる人と、そうでない人とを比べた結果、リンゴ村の方が高血圧の人が少なく、そうでない方は高血圧の人が多かった。その後の実験でもこれが証明され、本態性効血圧を予防するにはカリウムを多く含んだ食品(例えば海藻、ヒマワリの種子、胚芽、アーモンド、レーズン、パセリ、ピーナッツ、イチジク、大豆、リンゴ、バナナ、ビワ、セロリ、ホウレン草、三つ葉などの野菜、果物類など)を十分に食べる必要があると報告している。

カリウムの1日所要量は成人で2000mgなので、通常の食事をしていれば不足することはまずないといってよい。

カリウム(K)を含む主な食品としては、海藻、キノコ、ひじき、じゃがいもなどがあります。

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必須ミネラル「カリウム」

<p>カリウムは、生命を維持する上で欠かすことのできない必須の物質であることが知られ、その働きは<br />①細胞内の機能を高める、<br />②電解質や血液中の酸、アルカリのバランスをとる、<br />③神経や刺激の伝達がスムーズに行くようにする、<br />④心臓のリズムの調整、<br />などがあげられるが、特に最近はその生理作用が注目されている。<strong>がん・高血圧・脳卒中・糖尿病</strong>などの<strong>生活習慣病</strong>を予防する働きがあります。また、<strong>ストレス</strong>や疲労を防ぐ、<strong>アレルギー対策</strong>、<strong>消化不良</strong>を防ぐといった効果もあります。</p> <p>例えば、カリウムを摂り過ぎた場合は、<strong>慢性腎炎や尿毒症</strong>の原因となり、極端に多ければ心臓にも作用して生命に危険が及ぶこともないわけではない。また、通常は過剰分の排除が排尿によって行われるが、次第に機能低下が併発するようになると排泄能力がダウンするため、摂取制限をしなければならなくなる。</p> <p>逆に不足した場合は、副腎皮質機能を亢進して、あらゆる筋肉の興奮性が減り、筋肉の収縮・弛緩の調整がうまくいかなくなって、疲れやすくなる。また、腸の蠕動運動が妨げられて便秘を起こしたりする結果、浮腫や半身不随、不整脈、心臓発作に陥りやすくなる。(しかし高カリウム血症と異なり、生命に危険が及ぶことは少ないとされる。)</p> <p>カリウムの作用で特徴的なのは、<strong>高血圧</strong>の原因のひとつと考えられている塩分(ナトリウムか塩素なのかははっきりしていない)の害を防ぐ効果が実験的に証明されたことである。腎臓病には付随して起こる高血圧を2次性高血圧といい、他に特別な原因が見つからない高血圧を本態性高血圧というが、この本態性高血圧の場合、カリウムを多く摂ると発症が抑制されることがわかったのである。</p> <p><strong>弘前医大</strong>が行った東北地方の高血圧調査では、カリウムを多く含んでいるリンゴをたくさん食べる人と、そうでない人とを比べた結果、リンゴ村の方が高血圧の人が少なく、そうでない方は高血圧の人が多かった。その後の実験でもこれが証明され、本態性効血圧を予防するにはカリウムを多く含んだ食品(例えば海藻、ヒマワリの種子、胚芽、アーモンド、レーズン、パセリ、ピーナッツ、イチジク、大豆、リンゴ、バナナ、ビワ、セロリ、ホウレン草、三つ葉などの野菜、果物類など)を十分に食べる必要があると報告している。</p> <p>カリウムの1日所要量は成人で2000mgなので、通常の食事をしていれば不足することはまずないといってよい。</p> <p>カリウム(K)を含む主な食品としては、<strong>海藻、キノコ、ひじき、じゃがいも</strong>などがあります。</p>

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2006年12月 7日 (木)

必須ミネラル「ナトリウム」

食塩相当量とナトリウムとは

塩味”は、料理のおいしさを左右します。この「」すなわち食塩は、ナトリウム塩素からできています。
食塩相当量とは、次の計算式で、食品に含まれているナトリウム量を食塩の量に換算した値です。
ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)

一体どんな働きをするのでしょうか?

食塩は生命の維持に欠かせないミネラルナトリウムと塩素からできています。ナトリウムは、体内の水分量をいつも適切な状態に調節したり、神経や筋肉を正常に動かすために働いたりする重要な役割をします。一方、塩素は胃液などの成分になります。

ナトリウムは神経の伝達や筋肉の収縮、栄養分の細胞膜通過に関与しています。日本人にはあまりナトリウムの不足は見られません。

①心筋や全身の筋肉の働きに影響する
カリウムの不足やナトリウムの取りすぎによるナトリウムポンプの働きの低下、それによる細胞内でのナトリウム濃度の上昇は、血圧だけでなく、心筋をはじめとした筋肉にも影響してきます。心筋や筋肉細胞には本来ナトリウムはほとんど含まれていませんが、上記の理由でナトリウム濃度が上昇してくると、正常に働くことが出来なくなります。その結果、不整脈心伝導障害、全身の脱力感といった症状がでてきます。 
②神経伝達、筋肉の収縮を行う 
ナトリウムカリウムと拮抗して、神経伝達・筋肉の収縮などを行っています。 

③他のミネラルの吸収を助ける
ナトリウムはカルシウムなどのミネラルたんぱく質が血液中に溶けるのを手助けして、それらの吸収を助ける働きがあります。 

④消化液の分泌を促す 
ナトリウムは胃酸や腸の消化液の分泌を促すことで、胃や腸での消化吸収を助けます。 

⑤体液のph値を調節する
ph値とは酸性か、アルカリ性か、その濃度を示す数値ですが、人間のph値は常に一定(7.35~7.45 - 弱アルカリ性)にたもたれています。この範囲を超えてしまうと人間の正常な活動にも大きな支障が出てきます。ナトリウムカリウムには、体液のph値がアルカリ性に傾きすぎたときや、酸性に向かったときに、それらを調節して一定に保つ働きがあります。 

ナトリウム(Na)を含む主な食品としては、食塩、みそ、しょうゆ、いわしなどです。

但し、ナトリウムのとりすぎには充分注意する必要があります。
ナトリウムは通常の食生活ならまず不足することはありません。逆に過剰摂取が心配させることから、摂取量制限が叫ばれているミネラルです。特に日本人は醤油や味噌をはじめとして、食生活に塩分が多く取り入れられているという環境にあります。 

まずは、ナトリウムの1日の必要所要量ですが、不可避損失量という考え方から見ていきます。ナトリウムをいっさい摂取しない状態で、汗や糞、皮膚やその他から排出されるナトリウムの量を不可避損失量といい、その量は最低限補わなければいけないということでそれを最低必要量とします。成人の場合、この不可避損失量は600mgで食塩量に換算すると1.5gとなります。したがって1日の食塩の必要所要量は1.5gとします。 

摂取量上限としては、 高血圧占有率が0%の集団において、もっとも高い食塩摂取量は2.9g/1日といったデータがあります。こうした情報を参考に欧米では高血圧への影響を考慮した上で、1日の食塩摂取量上限を6g以下と定めています。

しかし日本においてそうした基準をそのまま当てはめるのは現実的ではありません。食塩や味噌をはじめとした食塩を含む調味料が日本の食生活を支えているといった背景がありますので、日本的な食事習慣をする上で6g以下に抑えるというのは少し無理があります。そこで日本では、同じく高血圧への影響を考慮した上で、当面は10g以下を目標として、基準を設定しています。 

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必須ミネラル「ナトリウム」

<p>食塩相当量と<strong>ナトリウム</strong>とは<br /><br />“<strong>塩味</strong>”は、料理のおいしさを左右します。この「<strong>塩</strong>」すなわち<strong>食塩</strong>は、<strong>ナトリウム</strong>と<strong>塩素</strong>からできています。<br />食塩相当量とは、次の計算式で、食品に含まれているナトリウム量を食塩の量に換算した値です。<br /><strong>ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)</strong></p> <p>一体どんな働きをするのでしょうか?<br /><br />食塩は生命の維持に欠かせない<strong>ミネラル</strong>、<strong>ナトリウム</strong>と塩素からできています。<strong>ナトリウム</strong>は、体内の水分量をいつも適切な状態に調節したり、神経や筋肉を正常に動かすために働いたりする重要な役割をします。一方、<strong>塩素</strong>は胃液などの成分になります。</p> <p><strong>ナトリウム</strong>は神経の伝達や筋肉の収縮、栄養分の細胞膜通過に関与しています。日本人にはあまりナトリウムの不足は見られません。</p> <p><strong>①心筋や全身の筋肉の働きに影響する </strong><br />カリウムの不足や<strong>ナトリウム</strong>の取りすぎによる<strong>ナトリウムポンプ</strong>の働きの低下、それによる細胞内でのナトリウム濃度の上昇は、血圧だけでなく、心筋をはじめとした筋肉にも影響してきます。心筋や筋肉細胞には本来<strong>ナトリウム</strong>はほとんど含まれていませんが、上記の理由で<strong>ナトリウム</strong>濃度が上昇してくると、正常に働くことが出来なくなります。その結果、<strong>不整脈</strong>や<strong>心伝導障害</strong>、全身の脱力感といった症状がでてきます。&nbsp; <br /><strong>②神経伝達、筋肉の収縮を行う&nbsp; </strong><br /><strong>ナトリウム</strong>は<strong>カリウム</strong>と拮抗して、神経伝達・筋肉の収縮などを行っています。&nbsp; </p> <p><strong>③他のミネラルの吸収を助ける </strong><br />ナトリウムは<strong>カルシウム</strong>などの<strong>ミネラル</strong>、<strong>たんぱく質</strong>が血液中に溶けるのを手助けして、それらの吸収を助ける働きがあります。&nbsp; </p> <p><strong>④消化液の分泌を促す&nbsp; </strong><br /><strong>ナトリウム</strong>は胃酸や腸の消化液の分泌を促すことで、胃や腸での消化吸収を助けます。&nbsp; </p> <p><strong>⑤体液のph値を調節する </strong><br /><strong>ph値</strong>とは酸性か、アルカリ性か、その濃度を示す数値ですが、人間の<strong>ph値</strong>は常に一定(7.35~7.45 - 弱アルカリ性)にたもたれています。この範囲を超えてしまうと人間の正常な活動にも大きな支障が出てきます。<strong>ナトリウム</strong>と<strong>カリウム</strong>には、体液のph値がアルカリ性に傾きすぎたときや、酸性に向かったときに、それらを調節して一定に保つ働きがあります。&nbsp; </p> <p><strong>ナトリウム</strong>(Na)を含む主な食品としては、食塩、みそ、しょうゆ、いわしなどです。</p> <p>但し、ナトリウムのとりすぎには充分注意する必要があります。 <br />ナトリウムは通常の食生活ならまず不足することはありません。逆に過剰摂取が心配させることから、摂取量制限が叫ばれているミネラルです。特に日本人は醤油や味噌をはじめとして、食生活に<strong>塩分</strong>が多く取り入れられているという環境にあります。&nbsp; <br /><br>まずは、ナトリウムの1日の必要所要量ですが、不可避損失量という考え方から見ていきます。ナトリウムをいっさい摂取しない状態で、汗や糞、皮膚やその他から排出されるナトリウムの量を不可避損失量といい、その量は最低限補わなければいけないということでそれを最低必要量とします。成人の場合、この不可避損失量は600mgで食塩量に換算すると1.5gとなります。したがって1日の食塩の必要所要量は1.5gとします。&nbsp; <br /><br>摂取量上限としては、 高血圧占有率が0%の集団において、もっとも高い食塩摂取量は2.9g/1日といったデータがあります。こうした情報を参考に欧米では<strong>高血圧</strong>への影響を考慮した上で、1日の食塩摂取量上限を6g以下と定めています。<br /><br>しかし日本においてそうした基準をそのまま当てはめるのは現実的ではありません。食塩や味噌をはじめとした食塩を含む調味料が日本の食生活を支えているといった背景がありますので、日本的な食事習慣をする上で6g以下に抑えるというのは少し無理があります。そこで日本では、同じく<strong>高血圧</strong>への影響を考慮した上で、当面は10g以下を目標として、基準を設定しています。&nbsp; </p>

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2006年12月 4日 (月)

必須ミネラル「マグネシウム」

実用金属中最軽量といわれる「マグネシウム」は、この数年、自動車や携帯用端末の構造材として急激に需要が伸びています。その「マグネシウム」について、以下の通りご紹介いたします。

マグネシウムは地球上で6番目に多い元素です。その量は地殻組成の約2.5%に相当します。マグネシウムを含む鉱石は広範囲に存在し海水にも含まれるため、製錬ができれば世界中どこでも供給が枯渇することはありません。

植物の光合成色素であるクロロフィルの構成成分であるため、マグネシウムの欠乏は、植物の生育の減退、収穫量の減量につながる。これは砂地で生育する植物に特に現れる。カリウムが豊富に含まれる土壌でも、植物へのマグネシウムの供給が行われにくくなることもわかっている。このため肥料として、マグネシウム化合物を含んだものが使用されることがある。

人体にとってもリボソームの構造維持やたんぱく質の合成、その他エネルギー代謝に関する生体機能に必須な元素であるためマグネシウムの欠乏は虚血性心疾患などの原因のひとつと考えられている。生体内でマグネシウムは主に骨の表面近くにマグネシウムイオンとして保存され、代謝が不足した場合にはカルシウムイオンと置き換わり、マグネシウムが体内に補充される。マグネシウムの生体内での栄養素や薬理的な働きについては広範にわたって研究が行われているが、いまだその重要な面に関しては不明な点が多い。最近では、ミネラル成分のひとつとしてサプリメントや清涼飲料水などに添加されることが多くなってきている。

マグネシウムは動植物に対して毒性の強い元素でないため、植物肥料として過剰使用を特に警戒する必要はないが、動物が直接食物から摂取する場合には、他の無機物(リンやカルシウム)とのバランスを適切にしなければ、尿路結石などの原因になりうることがわかっている。これを受けて、猫用の飼料は、組成中のマグネシウムを減らすように改良されるようになった。

マグネシウムは心臓病・高血圧を防ぐ、血中コレステロールを減らす、脳の働きを円滑にする、皮膚を健康に保つ、頭痛を緩和させるなどの効果があります。

マグネシウム(Mg)を含む主な食品としては玄米、ほうれん草、納豆、海藻類があげられます。

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必須ミネラル「マグネシウム」

<p>実用金属中最軽量といわれる「<strong>マグネシウム</strong>」は、この数年、自動車や携帯用端末の構造材として急激に需要が伸びています。その「<strong>マグネシウム</strong>」について、以下の通りご紹介いたします。</p> <p><strong>マグネシウム</strong>は地球上で6番目に多い元素です。その量は地殻組成の約2.5%に相当します。<strong>マグネシウム</strong>を含む鉱石は広範囲に存在し海水にも含まれるため、製錬ができれば世界中どこでも供給が枯渇することはありません。</p> <p>植物の光合成色素であるクロロフィルの構成成分であるため、<strong>マグネシウム</strong>の欠乏は、植物の生育の減退、収穫量の減量につながる。これは砂地で生育する植物に特に現れる。カリウムが豊富に含まれる土壌でも、植物への<strong>マグネシウム</strong>の供給が行われにくくなることもわかっている。このため肥料として、<strong>マグネシウム</strong>化合物を含んだものが使用されることがある。</p> <p>人体にとってもリボソームの構造維持やたんぱく質の合成、その他エネルギー代謝に関する生体機能に必須な元素であるため<strong>マグネシウム</strong>の欠乏は虚血性心疾患などの原因のひとつと考えられている。生体内で<strong>マグネシウム</strong>は主に骨の表面近くに<strong>マグネシウム</strong>イオンとして保存され、代謝が不足した場合にはカルシウムイオンと置き換わり、<strong>マグネシウム</strong>が体内に補充される。<strong>マグネシウム</strong>の生体内での栄養素や薬理的な働きについては広範にわたって研究が行われているが、いまだその重要な面に関しては不明な点が多い。最近では、ミネラル成分のひとつとしてサプリメントや清涼飲料水などに添加されることが多くなってきている。</p> <p><strong>マグネシウム</strong>は動植物に対して毒性の強い元素でないため、植物肥料として過剰使用を特に警戒する必要はないが、動物が直接食物から摂取する場合には、他の無機物(リンやカルシウム)とのバランスを適切にしなければ、尿路結石などの原因になりうることがわかっている。これを受けて、猫用の飼料は、組成中の<strong>マグネシウム</strong>を減らすように改良されるようになった。</p> <p><strong>マグネシウム</strong>は心臓病・高血圧を防ぐ、血中コレステロールを減らす、脳の働きを円滑にする、皮膚を健康に保つ、頭痛を緩和させるなどの効果があります。</p> <p><strong>マグネシウム</strong>(Mg)を含む主な食品としては玄米、ほうれん草、納豆、海藻類があげられます。</p> <p></p>

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2006年12月 1日 (金)

必須ミネラル「カルシウム」

カルシウムには骨軟化症・骨粗鬆症を防ぐ、コレステロールを下げる、高血圧を抑制する、イライラを防ぐ、月経痛を和らげる、ガンを予防するなど様々な効果があります。

カルシウム(Ca)を含む主な食品としては、小魚、乳製品、ゴマなどです。
 
■不足すると骨はスカスカ…

カルシウムは丈夫な骨と歯をつくるために必要なミネラル。成長期の子供や妊婦・授乳婦は、特にカルシウムを多く必要とします。
カルシウム不足の状態が続くと、骨や歯からカルシウムが溶け出してしまうので、成長期だと歯の質が低下し、あごの骨の発育が悪くなってしまいます。骨の質が悪くなることで、腰痛や肩こり、ひいては骨がスカスカになってもろくなる骨粗鬆症にもなりかねません。特に女性は閉経後に骨粗鬆症の発症率が急上昇するので、若いうちから積極的に摂取するようにしましょう。

カルシウムは単独で摂るよりも、ビタミンDやマグネシウムを併せて摂取すると、体内で吸収されやすくなり、丈夫な骨や歯を作るのに役立ちます。

■基本は牛乳・小魚です

牛乳に含まれるカルシウムは吸収率が高く、たんぱく質やビタミンA・B2など、カルシウムの効果を高める栄養素も含まれているからです。また、骨ごと食べられる小魚は、カルシウムの宝庫です。日本人に不足しがちなカルシウムを少量ずつでも毎日摂取するよう心がけましょう。

カルシウム(mg)成人1日あたりの目標量 男性:600~650mg 女性:600mg
*目標量…生活習慣病一次予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。

骨粗鬆症の予防のためには毎日800mg以上のカルシウムが必要   
カルシウムは便や尿として少しずつ排泄されているため、食事で補っていなければなりません。

厚生労働省は日本人のカルシウムの必要量を1日700mg(*)と定めています。これはあくまでも最低限であって、骨粗鬆症を予防しようとするなら1日800mgは必要です。(欧米では1200mg以上の摂取が推奨されています。)

日本人が実際に摂取しているカルシウムの量は2000年の調査でも1日550mg程にとどまっていて、すべての世代で厚生労働省の定める最低限の必要量700mgすら満たしていません。

カルシウムは日本人に不足している最も重要な栄養素なのです。

カルシウム摂取の許容量の上限は2300mg/日で、日本人の通常の食事では過剰になることはまずありません。

牛乳・乳製品はカルシウム摂取に最適な食品 
牛乳、乳製品はカルシウムの含有量が多いだけでなく、カルシウムの吸収率がもっとも高い食品です。(吸収率 約40%)

乳製品の摂取量が少ないことが、日本人のカルシウム摂取が不足する一因とされています。(魚や大豆製品など、乳製品以外の食品からは日本人は欧米人よりはるかに多くのカルシウムをとっています。)

乳製品なしでは、日本人の一般的な食事で摂取できるカルシウムは1日200~400mgほどです。これに牛乳1本を加えるとさらに200mg補給することができますが、これでもまだ骨粗鬆症の予防・治療に必要な分は確保できません。

ヨーグルト、チーズなど他の乳製品も積極的にとるようにしてください。

食品によるカルシウムの吸収率のちがい
牛乳・乳製品   ⇒ もっとも吸収率がよい 
大豆製品     ⇒ 吸収率がよい 
魚   普通
野菜・海草    ⇒ あまり吸収率がよくない   

豆腐などの大豆製品も優れたカルシウム食品

豆腐などの大豆製品は、乳製品に次いでカルシウムの吸収率の良い食品です。さらに、女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」を含み、骨粗鬆症や更年期障害などに効果があります。
少し大きめの木綿豆腐半丁や厚揚げ半丁は、コップ1杯の牛乳やヨーグルトに匹敵するカルシウムを含んでいます。
牛乳を飲むと下痢になる人や、高コレステロールや肥満が問題になる人に限らず、毎日の食事に大豆製品を積極的に取り入れてください。

骨ごと食べる小魚、殻ごと食べる小エビが効果的

魚、エビ、カニ、イカ、タコ、貝類などの魚介類は日本人のタンパク質とカルシウムの摂取に欠かせない食品です。(牛肉、豚肉、鶏肉にはカルシウムはほとんど含まれていません。)
特に、しらす干し、めざし、田作り、みりん干しのような骨ごと食べられる小魚や桜エビは、他の魚介類の何倍ものカルシウムを含んでいます。食事の量が減っている高齢者ではこのような食品を上手に利用するとよいでしょう。

野菜・海草はいろいろな種類をたっぷり食べる

野菜や海草のカルシウム吸収率はあまり高くありません(吸収率 約19%)。小松菜や春菊のようにカルシウムを多く含む野菜もありますが、野菜だけで十分なカルシウムをとることは不可能です。
しかし野菜や海草はいろいろなビタミンや食物繊維の摂取のためにも大切な食品です。ゆでる、炒めるなど調理方法を工夫して、いろいろな種類を毎日たっぷり食べるようにしましょう。

カルシウムをほとんど含まない食品

卵は1個あたり30mgで、カルシウムが豊富な食品とはいえません。
牛・豚・鶏などの肉類、米・麦・そばなどの穀類、きのこ類や果物にはカルシウムはほとんど含まれません。

サプリメントの利用は?

牛乳やチーズが苦手な方、糖尿病や高脂血症、痛風などのため食事制限が必要な方、高齢で食が細くなっている方など、食事ではどうしても必要な量のカルシウムをとりきれないことがあります。その場合はサプリメント(補助食品)を利用することも一つの方法です。
薬局などでさまざまなカルシウムのサプリメントが市販されています。食事で不足しているカルシウムの量を計算して、必要量をサプリメントで補給します。効能にそれほど差はないので、食べやすく、価格の手頃なものを選ぶといいでしょう。

もちろん、カルシウムは食事でとることが基本であることをお忘れなく。

骨粗鬆症治療薬とカルシウム

最近、骨粗鬆症の治療薬が次々に開発され、治療に効果を上げるようになってきました。これらの治療薬は、主として骨を溶かす破骨細胞(前章『骨の話』を参照)の働きを抑えることによって骨密度を高めます。
病院で骨粗鬆症の治療を受けている人の中には、「薬を飲んでいるからそんなにカルシウムをとらなくても大丈夫」と思っている人もいるようです。しかし、骨を作る材料はあくまでもカルシウムです。カルシウムが不足していれば骨粗鬆症治療薬も効果を上げられません。

十分なカルシウムをとる工夫と努力を続けてください。

(*)「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で従来の600mgから700mgに変更されました 

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必須ミネラル「カルシウム」

<p><strong>カルシウム</strong>には骨軟化症・骨粗鬆症を防ぐ、コレステロールを下げる、高血圧を抑制する、イライラを防ぐ、月経痛を和らげる、ガンを予防するなど様々な効果があります。</p> <p><strong>カルシウム</strong>(Ca)を含む主な食品としては、小魚、乳製品、ゴマなどです。<br />  <br /><u>■不足すると骨はスカスカ…</u></p> <p><strong>カルシウム</strong>は丈夫な骨と歯をつくるために必要なミネラル。成長期の子供や妊婦・授乳婦は、特に<strong>カルシウム</strong>を多く必要とします。<br /><strong>カルシウム</strong>不足の状態が続くと、骨や歯から<strong>カルシウム</strong>が溶け出してしまうので、成長期だと歯の質が低下し、あごの骨の発育が悪くなってしまいます。骨の質が悪くなることで、腰痛や肩こり、ひいては骨がスカスカになってもろくなる骨粗鬆症にもなりかねません。特に女性は閉経後に骨粗鬆症の発症率が急上昇するので、若いうちから積極的に摂取するようにしましょう。</p> <p><strong>カルシウム</strong>は単独で摂るよりも、ビタミンDやマグネシウムを併せて摂取すると、体内で吸収されやすくなり、丈夫な骨や歯を作るのに役立ちます。</p> <p><u>■基本は牛乳・小魚です</u></p> <p>牛乳に含まれる<strong>カルシウム</strong>は吸収率が高く、たんぱく質やビタミンA・B2など、<strong>カルシウム</strong>の効果を高める栄養素も含まれているからです。また、骨ごと食べられる小魚は、<strong>カルシウム</strong>の宝庫です。日本人に不足しがちな<strong>カルシウム</strong>を少量ずつでも毎日摂取するよう心がけましょう。</p> <p>+<strong>カルシウム</strong>(mg)成人1日あたりの目標量 男性:600~650mg 女性:600mg <br />*目標量…生活習慣病一次予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。 </p> <p>骨粗鬆症の予防のためには毎日800mg以上の<strong>カルシウム</strong>が必要&nbsp;  <br /><strong>カルシウム</strong>は便や尿として少しずつ排泄されているため、食事で補っていなければなりません。 </p> <p>厚生労働省は日本人の<strong>カルシウム</strong>の必要量を1日700mg(*)と定めています。これはあくまでも最低限であって、骨粗鬆症を予防しようとするなら1日800mgは必要です。(欧米では1200mg以上の摂取が推奨されています。) </p> <p>日本人が実際に摂取している<strong>カルシウム</strong>の量は2000年の調査でも1日550mg程にとどまっていて、すべての世代で厚生労働省の定める最低限の必要量700mgすら満たしていません。 </p> <p><strong>カルシウム</strong>は日本人に不足している最も重要な栄養素なのです。 </p> <p><strong>カルシウム</strong>摂取の許容量の上限は2300mg/日で、日本人の通常の食事では過剰になることはまずありません。 </p> <p>牛乳・乳製品は<strong>カルシウム</strong>摂取に最適な食品&nbsp; <br />牛乳、乳製品は<strong>カルシウム</strong>の含有量が多いだけでなく、<strong>カルシウム</strong>の吸収率がもっとも高い食品です。(吸収率 約40%) </p> <p>乳製品の摂取量が少ないことが、日本人の<strong>カルシウム</strong>摂取が不足する一因とされています。(魚や大豆製品など、乳製品以外の食品からは日本人は欧米人よりはるかに多くの<strong>カルシウム</strong>をとっています。) </p> <p>乳製品なしでは、日本人の一般的な食事で摂取できる<strong>カルシウム</strong>は1日200~400mgほどです。これに牛乳1本を加えるとさらに200mg補給することができますが、これでもまだ骨粗鬆症の予防・治療に必要な分は確保できません。 </p> <p>ヨーグルト、チーズなど他の乳製品も積極的にとるようにしてください。 </p> <p>食品による<strong>カルシウム</strong>の吸収率のちがい <br />牛乳・乳製品&nbsp; &nbsp;⇒ もっとも吸収率がよい&nbsp; <br />大豆製品&nbsp; &nbsp;  ⇒ 吸収率がよい&nbsp; <br />魚&nbsp; &nbsp;普通 <br />野菜・海草&nbsp; &nbsp; ⇒ あまり吸収率がよくない&nbsp; &nbsp;</p> <p><u>豆腐などの大豆製品も優れた<strong>カルシウム</strong>食品</u></p> <p>豆腐などの大豆製品は、乳製品に次いで<strong>カルシウム</strong>の吸収率の良い食品です。さらに、女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」を含み、骨粗鬆症や更年期障害などに効果があります。 <br />少し大きめの木綿豆腐半丁や厚揚げ半丁は、コップ1杯の牛乳やヨーグルトに匹敵する<strong>カルシウム</strong>を含んでいます。 <br />牛乳を飲むと下痢になる人や、高コレステロールや肥満が問題になる人に限らず、毎日の食事に大豆製品を積極的に取り入れてください。 </p> <p><u>骨ごと食べる小魚、殻ごと食べる小エビが効果的</u></p> <p>魚、エビ、カニ、イカ、タコ、貝類などの魚介類は日本人のタンパク質と<strong>カルシウム</strong>の摂取に欠かせない食品です。(牛肉、豚肉、鶏肉には<strong>カルシウム</strong>はほとんど含まれていません。) <br />特に、しらす干し、めざし、田作り、みりん干しのような骨ごと食べられる小魚や桜エビは、他の魚介類の何倍もの<strong>カルシウム</strong>を含んでいます。食事の量が減っている高齢者ではこのような食品を上手に利用するとよいでしょう。 </p> <p><u>野菜・海草はいろいろな種類をたっぷり食べる</u></p> <p>野菜や海草の<strong>カルシウム</strong>吸収率はあまり高くありません(吸収率 約19%)。小松菜や春菊のように<strong>カルシウム</strong>を多く含む野菜もありますが、野菜だけで十分な<strong>カルシウム</strong>をとることは不可能です。 <br />しかし野菜や海草はいろいろなビタミンや食物繊維の摂取のためにも大切な食品です。ゆでる、炒めるなど調理方法を工夫して、いろいろな種類を毎日たっぷり食べるようにしましょう。 </p> <p><u><strong>カルシウム</strong>をほとんど含まない食品</u></p> <p>卵は1個あたり30mgで、<strong>カルシウム</strong>が豊富な食品とはいえません。 <br />牛・豚・鶏などの肉類、米・麦・そばなどの穀類、きのこ類や果物には<strong>カルシウム</strong>はほとんど含まれません。 </p> <p><u>サプリメントの利用は?</u></p> <p>牛乳やチーズが苦手な方、糖尿病や高脂血症、痛風などのため食事制限が必要な方、高齢で食が細くなっている方など、食事ではどうしても必要な量の<strong>カルシウム</strong>をとりきれないことがあります。その場合はサプリメント(補助食品)を利用することも一つの方法です。 <br />薬局などでさまざまな<strong>カルシウム</strong>のサプリメントが市販されています。食事で不足している<strong>カルシウム</strong>の量を計算して、必要量をサプリメントで補給します。効能にそれほど差はないので、食べやすく、価格の手頃なものを選ぶといいでしょう。 </p> <p>もちろん、<strong>カルシウム</strong>は食事でとることが基本であることをお忘れなく。 </p> <p><u>骨粗鬆症治療薬と<strong>カルシウム</strong> </u></p> <p>最近、骨粗鬆症の治療薬が次々に開発され、治療に効果を上げるようになってきました。これらの治療薬は、主として骨を溶かす破骨細胞(前章『骨の話』を参照)の働きを抑えることによって骨密度を高めます。 <br />病院で骨粗鬆症の治療を受けている人の中には、「薬を飲んでいるからそんなに<strong>カルシウム</strong>をとらなくても大丈夫」と思っている人もいるようです。しかし、骨を作る材料はあくまでも<strong>カルシウム</strong>です。<strong>カルシウム</strong>が不足していれば骨粗鬆症治療薬も効果を上げられません。 </p> <p>十分なカルシウムをとる工夫と努力を続けてください。 <br /><br />(*)「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で従来の600mgから700mgに変更されました&nbsp; </p>

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